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中継ポール倒壊、1次対応!

はい、みなさまこんにちは( ゚Д゚)!

先日、雨風激しい日がありまして、

そのときに弱電の架空電線を中継しているポールが折れて

危ないので見に来てほしいとの依頼がありました(‘ω’)

お客様のほうでポールが折れ曲がって、倒壊するのを防ぐために

現場のトラックを重りにして、ワイヤーを引っ張っていただいていた

ようです(‘ω’)

光ケーブル含む、テレビや電話線なので、ちょんぎれるとマズい

ということで、緊急でどうにかしてほしいということです(; ・`д・´)

ポールの根元をみると、4分の3は腐食して、ちぎれており、

前にお辞儀をするような形で下部のポールにめり込む形で

傾いています(; ・`д・´)

めりこんでるおかげで、ちょんぎれたポールの下端がべローンと

放り出されずに済んでいるかんじですね(; ・`д・´)

一つ手前の中継ポールは黄色と黒の縞模様の防護のしてある

支線が取ってあり、

一緒に電線の重みで傾くのがセーブされている感じがしますが、

ポールの上部は結構曲がっていて負荷がかかっています(; ・`д・´)

一つ手前のポールは㈱ネットワークサービス製のSH-7という、最近

建替えた様子の一つランクが上の亜鉛メッキポールに変わって

いました(; ・`д・´)

おそらく、一度同じように倒壊して建替えたのかもしれません(; ・`д・´)

他の中継ポールは臨時用のEポールが使われており、

肉厚は図面上は2.3㎜と書いていますが、縦筋がいくつも入っており、

亜鉛メッキ塗装の質もそれほどよくないので、

あくまでも臨時仮設用のタイプで長年使用する目的ではない為

耐久性はちょっと劣っています(; ・`д・´)

 

一般戸建て住宅の引込柱や、中継ポールで根元が腐って倒壊するのは

たいてい今回とおなじようなEポールが多いです(; ・`д・´)

一つ先の中継ポールは3方に架空電線が貼ってあり、

支線もとってあるので、頑丈です(; ・`д・´)

 

今回の1次対応としては、傾いているポールの両端の中継ポール

から新たに支線を張って、それに仮に傾いたポールをくくっておく

事で、それ以上の傾きを抑えるのと、

もしめりこんでいる下部のちょん切れたポールが放り出されたとしても、

上部をくくることで、

その芯から真下にぶら下がる形におさまるだけになるので、

周囲に、長いポールが暴れて振り回されて、架空電線がちょん切れる

などの大惨事まではいかないと考えます( ;∀;)

というわけで、まずは、しっかりした両端の既設中継ポールより

22sqのメッセンジャーをはります(‘ω’)

倉庫にあった余っているメッセンジャーを継ぎ足し継ぎ足しして、伸ばします

(‘ω’)

もう片側からは、40m程の張力がいるので、シメラーを

使って支線をはります(‘ω’)

シメラーを使わないと、とてもじゃないですが、人力で

22sqのメッセンジャーを40mもピンとはるのは不可能です(‘ω’)

支線が張られると、両端のポールからの直線上では

白い照明柱(灯具をはずしています)くらいがちょうどいい

位置ですが、

実際はもっ法面の上の植栽のあたりに照明柱を建てているので

常に、照明柱を倒そう倒そうと力が加わっていたことになりますね、、。

風がふけば、電線が揺れて、

さらに照明柱には負荷がかかりますので、

そういった経年劣化に金属ストレスが加わり、限界をむかえたという

ことになります(; ・`д・´)

一番最初に駆け付けた時は、ご覧のように、照明柱のガラス

グローブが割れずについていましたが、

また電線が揺れたり、倒壊した時に当たって、

ガラスグローブを破損しないように、電球と一緒に

しばらく外しておくことにしました(; ・`д・´)

雨が侵入しないようにビニールを何十にも巻いて固定します(; ・`д・´)

 

ポールを起こした時に、下部を補強するために、Lアングルや6分

の鉄筋など用意しておきます(*’ω’*)

準備が整ったところで、高所作業車と、後ろの車両を使って

ポールを起こしていこうかと思います(; ・`д・´)

倒れている中継ポールにロープをくっつけます(; ・`д・´)

そして、下にある車両のフックをお借りして、そこに

ロープをかけて、一気におこします(‘ω’)

両端からひっぱったワイヤーにバンセンで何十にも強固に縛ります(‘ω’)

 

起こしたところで、下部の補強にかかります(‘ω’)

根元は基礎コンクリートなど補強しているので、

アンカーのように鉄筋を刺したりして、自在バンドで

外れないように巻き付けます(‘ω’)

かなり頑丈に緊結したので大丈夫でしょう( ;∀;)

少し傾いているようにしていますが、これが本来建てたら

ストレスのかからない、ポールの位置なので、

法面の下らへんにポールの立て直しを検討してもらって、

見積りにはいります(; ・`д・´)

 

おなじ場所に建替えてしまうと、数年後おなじことになりかね

ないので(; ・`д・´)

 

照明柱の灯具に架空電線が接近するので、

あえて、法面上側に、中継ポールを逃がして当時は設置したの

かもしれませんね(; ・`д・´)