はい、みなさまこんにちは( ゚Д゚)!
小学校や中学校の体育館のアリーナには照明が設置されてます。
フロアがあって、天井が高いイメージですよね(*’ω’*)
そういった高天井の照明の修繕はいったいどうやって作業しているのか?
今回はその作業の様子をご紹介(*’ω’*)
はい、体育館ってこんなかんじですね(‘ω’)ノ
昔は、こうして、天井材が貼ってあって、埋込型の器具でしたが、
近年、大規模な改修があり、
天井は取り払われて、LED器具に露出型で交換になっています(‘ω’)ノ
地震があった場合、天井材の落下が懸念されるため、
天井をそもそもなくせばいいという発想で、スケルトン仕様に
しているわけです(; ・`д・´)
さて、昔は水銀灯の器具だったので、一年に一回、全小中学校を
球交換や点検などの業務がありました(‘ω’)
全20数か所ある学校ですが、
一校一校、内部足場を組んで作業をしていたのでしょうか?
、、そんなことはせず、
【高所作業台】という装置を使います(‘ω’)
これは、垂直リフト車のことで、
垂直方向にのみ、伸縮する作業車です(‘ω’)
建築現場ではよく見かける、高所作業車は
こんな感じで、充電式で、自走しては、7,8m垂直で伸びるもの
です(‘ω’)
少し大きいものになると作業床もスライドして
長く、ひろがるタイプなどがあります(‘ω’)
ですが、だいたい8mまでしか伸びません(; ・`д・´)
アウトリガを張り出したりしないので、高さよりも、
移動して、高所で配線を伸ばしていくという用途で使われる
ものなんですね(; ・`д・´)
10mまで伸びる自走式の作業台は、自重が2トンを越えます(; ・`д・´)
体育館のフロアに2トンの荷重を掛けたら、怒られること間違いなし!
では、10m以上での高所作業台はどんなものを使うのか?
こんな感じで、4点張り出して、垂直でリフトする
一人乗り用の作業台があります(*’ω’*)
グレードによって高さは変わりますが、市内の体育館は
だいたい12mまでの天井なので、
最大11.1mまで伸びるタイプを使います(‘ω’)
フレームは主にアルミ素材で構成されているため、軽量化に
大きく貢献しており、 総重量が461㎏です(*’ω’*)
走行中は、コンパネなど養生材を敷いて、荷重を分散させますが、
張り出して、昇降時にかかる荷重は、一か所115㎏なので、
ちょっとポッチャリなお相撲さんが歩くのとおんなじだと考えれば、
フロアへのダメージはほぼ問題ないと言えます(*’ω’*)
スチール製の足場でも、10mなので7,8段組んでいけば、
荷重としては1トンを超える計算です(; ・`д・´)
コンパネ養生を広い範囲で施したとしても、そんな重たいものを
フロアに設置して作業というのは、あまりよろしくありません(; ・`д・´)
というわけで、このリフトは軽く、100V電源だけ用意すれば、
電動で昇降する為、作業効率はかなりいいです!
水銀灯球交換なんて、ソケットなど壊れてない場合は数秒で作業は
完了してしまうので、
その一か所数秒の作業に数分数時間かけて、足場を準備して設置して
その都度移動させるのはバカバカしいです(; ・`д・´)
作業車は、一人上で、そして、下にもう一人いれば、工事写真を
撮影しながら、次の作業場所への養生の準備や電源コードの
移動など、、2人で完結してしまいます(; ・`д・´)
体育館は広くて、明るさが必要なので、水銀灯よりも
もう少しグレードの高い、
【メタルハライドランプ】という球を使っているところが多いです(‘ω’)
水銀灯よりも明るく、水銀灯もそうですが、
交換時にあまり光源を直視しすぎると目がやけます(; ・`д・´)
点灯確認で点灯した球近くにいるので、作業時はサングラスを
してました(; ・`д・´)
さて、こんな便利な作業台ですが、
軽いため、積車で運搬してもらうわけでもなく、
ユニック車で運搬して、こちら側で自由に扱えます(‘ω’)
この作業台の素晴らしいところは、
格子て、車体を斜めに向けることが可能です(; ・`д・´)!
この斜めにした状態ですと、間口が高さ2mの扉部分を
くぐることができます(; ・`д・´)!!
ということは、普通に、玄関などの入りからの搬入が可能!
公共の施設は、たいてい車いすなどを考慮して、
玄関部分にはスロープが設置されているので、
体育館の入り口付近までユニックが寄り付けることができれば、
簡単にこの作業台をアリーナまでコロコロ押して搬入できます(; ・`д・´)
こんな感じで、玄関外にもたいていスロープはあるのです(; ・`д・´)
スロープが無ければ、こんな風に
コンパネや木材でスロープを造ればいい(; ・`д・´)!
玄関からのアクセスが無理ならば、
横から、搬入(; ・`д・´)!
とりあえず、フロアに入れてしまえばこちらのもんです(; ・`д・´)
もちろん、球交換だけで済まないパターンもあり、
ソケットが悪かったり、水銀灯安定器が悪かったりもします(; ・`д・´)
弊社は、普段外灯の修繕をよく行うのでそういう補修部品が
もともとあるので、
そういったパターンでも後日また作業に伺うことなく
その時にすぐ対応して作業を完了させてしまいます(‘ω’)
市内の小学校は、おそらく
全て水銀灯からLED照明器具に交換されてしまったため、
もうこのノウハウを知ったところで意味は無いのですが、
中学校はまだ完全にLED化が完了していない為、
もしかすると今後またこの作業台が活躍する日がくるかも
しれません(; ・`д・´)
この装置は全国で4台しかないらしく、
もう一個上の14.1mまでのびるタイプも同じく全国に数台
しかないので、工事期間中にリースで誰かに借りられてたら
終わりです(; ・`д・´)w
高所作業を足場を組んで作業を考えている業者様がもし
おられましたら、こんかいの記事が少しでも参考になれば幸いかと
思います。コストも作業時間も大幅に削減できます(*’ω’*)