はい、みなさまこんにちは( ゚Д゚)!
本日は、家庭用の分電盤の取替作業のご紹介(*’ω’*)
ひと昔前の分電盤はこのようには鉄箱になっていまして、
頑丈なのは頑丈なのですが、
電線が箱に入る貫通穴などで接触していたり、漏電した場合など
いろいろ考えてもしっかり接地をとっておかないと、分電盤の蓋に
触るだけで感電するケースがあります(; ・`д・´)
その点、最近の分電盤は外箱はプラスチックでできており、軽量化を
測ってるのもありますが、絶縁的には良いということです(*’ω’*)
ブレーカー自体もコンパクトで軽量化されてますし、鉄箱でしっかり強度を
もたす必要がなくなったのもあります(‘ω’)
中蓋はこんな感じです(*’ω’*)
今回は、こちらの主幹ブレーカーが不良で、
盤自体も古いので、盤一式交換することになりました(*’ω’*)
まず、2次側電線に番号をふります(*’ω’*)
既設と同じ配列にしておくと問題がないので、基本は、同じところに
同じように接続すれば何も考えることは無いです(*’ω’*)
この回路は、あと工事でモールにて床に立ち降りています(*’ω’*)
リビングエアコンが単独で後工事で配線されたようですので、
この200V回路がどれどれかというのも、きっちり把握しておか
ないと、別回路に200V送ると機器を焼損することになります(; ・`д・´)
さて、停電させてもらって、分電盤取替です(*’ω’*)
主幹ブレーカーの1次側ですが、癒着して固い場合がほとんどで、
ビスのネジをボケさせてしまうと大変なので、
私の一番信頼している、
【ベッセルのプラス3 マイナスドライバー】
これで固いビスも緩めることができます(*’ω’*)
こちらは活線作業の為、
一本外しては、テーピングをして、
一本ずつ作業すれば怖くはない(‘ω’)!
2次側配線も外します(*’ω’*)
古い分電盤を外します(*’ω’*)
新しい分電盤の下部に、あと工事で露出配線している
モールに向けての電線穴をあけてから、
分電盤取付(‘ω’)ノ
ちょっと加工して、できるだけ目立たない端のほうで
エアコン用の電線をいれます(‘ω’)
前の主幹ブレーカーは心線を差し込み接続するタイプでしたが、
今はきっちり圧着端子でビス留め接続のため、
圧着端子を取付します(*’ω’*)
これも電気は通電している状態なので、一本ずつ作業(*’ω’*)
そして一本ずつ接続(*’ω’*)
2次側配線も接続完了です(*’ω’*)
200V回路は、2P2Eのブレーカーの200V回路に
きっちり切替てからの
接続です(*’ω’*)
したの段は、右側がN相で白色ですが、
200V回路の箇所だけ、わざと、黒白逆にして、
200V回路ですよという明示をしておきます(*’ω’*)
白のIVを赤色のテープで巻くと一番わかりやすいのですが、
ちょうど赤テープがありませんでしたΣ( ゚Д゚)
赤と黒で接続されていれば、誰がみても200V回路だとすぐ
わかるから視覚的にも効果的です(‘ω’)
あと、HBブレーカーだと、心線が9㎜ほどしか剥いてないのですが、
コンパクトブレーカーは15㎜心線を剥いて差し込まないと
いけません(*’ω’*)
しっかり差し込んでいるかどうか、このオレンジのハンドルが
下がってきて確認できます(*’ω’*)
古い電線をそのまま差し込んだら、差し込み不良でこのオレンジ色の
印がでないので、その回路には電圧がかかりません(; ・`д・´)
『他の電気屋さんが分電盤を変えてから何か所か電気がきてない』
と依頼を受けて、分電盤を調べたら、この差し込み不良で何カ所か
ブレーカーの差込を手直ししたことがあります(; ・`д・´)
こんな初歩的なミスをする電気工事士が世の中いるんだな、、などと
呆れながらも、修理したのを覚えています(; ・`д・´)
電気を送る前に、絶縁測定をしておきます(*’ω’*)
悪い回路があれば、お家の方に報告しておきます(*’ω’*)
モールも加工カットして納めます(*’ω’*)
これでブレーカー投入(‘ω’)
各回路電圧があるのを確認します(*’ω’*)
あとは、回路名をわかるところはきっちり、調べて
記入しておきます(*’ω’*)
蓋をとりつけして作業完了です(*’ω’*)
最後に、万一漏電などで、停電した時の処置のしかたを
お家の方にわかりやすく説明しておきます(*’ω’*)
電気の使いすぎで停電した場合は、各回路の子ブレーカーが
パチンと落ちるだけで、全停電にはなりませんが、
漏電の場合は、主幹ブレーカーが落ちます(; ・`д・´)
その際、
右の窓に 黄色い色で『異常』 と表示
されるので、 漏電ですよというのがわかります(*’ω’*)
この状態ですと、そのまま主幹ブレーカーのハンドルをオンにしようと
しても上がりませんので、
①右の子ブレーカーを全部 オフにする
②そうすると、左の主幹ブレーカーが オンにできる
③右の子ブレーカーを一つずつ オンにしていく
④主幹ブレーカーが落ちる回路がどれかあり、それが
わかったら、その子ブレーカーはオンにせず、他の回路はすべて
オンにすることができる
⑤悪い回路をオフのままで、近くの電気工事店さんに連絡し
絶縁改修工事をしてもらう
、、という流れで問題を解決します(*’ω’*)
わからなかったら、まず電気屋さんに電話すれば、上記の手順を
教えてくれるか、すぐ駆けつけてくれるとおもいます(‘ω’)ノ