はい、みなさまこんにちは( ゚Д゚)!
照明柱の根元が腐食する原因は、
マクロセルといった、土との接触で腐食が進行したり
犬のオシッコが根元に溜まって、酸化したりと、様々ですが、
この写真のように、
照明柱の中に水が入って、絶縁が悪くなったり、内部が
腐食するケースもあります(; ・`д・´)
こちらはとある公園の外灯ですが、
絶縁が悪くて、漏電ブレーカーが働くので調べたところ、
点検口を開けると水がいっぱいに溜まっていました(; ・`д・´)
点検口を開けるやいなや、水がドバーっと流出してきた為、
調査時に、点検蓋を留めるビスを下のほうだけわざと取付ずに
水抜きの穴として置いていました(; ・`д・´)
照明柱の内部に、発泡ウレタンを吹き付けして、地中からの
湿気が上がってこないようにすれば、水銀灯安定器などの内部の
絶縁が保てるのではないかと、
15年程前に一時期そういうのが流行ったのですが、
それはそれで、水が溜まった場合、抜けるところがないので、
当然照明柱の中に溜まってきますよね(; ・`д・´)
外気温と内部との温度差でも結露が発生し、その滴がしたたり
落ち、、それが数十年と溜まってきた場合、
水分が溜まる可能性は大いにあります(; ・`д・´)
もちろん、上部の灯具などで、破損して、穴があき、
雨が入ってきた場合でも、
照明柱の中に浸水した場合、溜まっていきますよね( ;∀;)
調査時には、カットアウトスイッチも水没し、サビサビで、
既に交換して、少し乾いたのもあり、
絶縁抵抗値は、0MΩから8MΩまで回復はしておりました(‘ω’)
ですが、この現状ですと、点検口の下端までは水が抜けずに
溜まっているので、
どうにかしないといけません(; ・`д・´)
まずは、既設のボイドは撤去します(‘ω’)
VU管をそのままボイドとして、使っていたので、
できるだけ下のほうで輪っかに切断します(‘ω’)
そして、まず、照明柱に溜まった水の水位を下げる為、
穴を開けて、水を抜きます(; ・`д・´)
そこに、ボックスコネクタと塩ビパイプを取付、
排水パイプを設置します(‘◇’)ゞ
今度は、この水位まで水が溜まるとこのパイプから
排水することになります(‘ω’)ノ
そして、鉄筋で補強したのち、
コンクリートで固めていきます(‘ω’)ノ
法面の土が流れてこないように、ボイドを元のように点検口
下まで打設します(‘ω’)ノ
打設後の写真がないのですが、
完成後、水が溜まって、絶縁が悪くなることは無くなって、
10年以上が経過しております(‘ω’)ノ
排水パイプを埋め込んで根巻保護コンクリートという組み合わせも
まれに施工することがあります(‘ω’)ノ
根元保護は、いろいろな要素が組み合わさって、奥がふかいです(‘ω’)ノ