はい、みなさまこんにちは( ゚Д゚)!
過去の工事で、電極棒、水中電極というのを交換した様子を
今回はご紹介いたします(*’ω’*)
都会の方はピンとこないと思いますが、
田舎の方は、井戸を掘って、畑や庭の水栓なんかで利用されて
いる方がいるかと思います(*’ω’*)
田畑で、灌漑用のポンプ、または井戸の水を揚水ポンプで
汲み上げたりして、水やりの仕組みを作っているのですが、、
朝昼晩、畑の水やりをするわけにもいかず、
溜まった排水桝の排水ポンプとかでも、水が溜まったらスイッチを
押しに行かないとポンプが動かない、、では
とても不便です(; ・`д・´)
そこで、【電極棒】というものを使って、自動で電源をオンオフする
制御システムを構築するわけですね(*’ω’*)
たとえば、電極棒が3本ありまして、
この水槽に常に、水を補充したいと思います(*’ω’*)
Bの棒の水位まで水が減ったら、Cの棒の水位まで水を
補充して入れるシステムにします(‘ω’)ノ
Bの水位まできたら、ポンプの電源がオンになり、
Cの水位まできたら、ポンプの電源がオフになる
という信号をフロートスイッチというものに送れば、
連動してポンプが動いてくれるので、自動運転してくれます(*’ω’*)
では、Aの棒はなんなのか?
これは、なんらかの原因で、Bの水位まで下がってるのに、
電源がオンになってない場合に、
Aの水位まできてしまった場合、警報を鳴らすなどの保険を
掛けておくための棒です(; ・`д・´)
そのほか、5極タイプなど、この3極に加えて、いろいろ
連動して付け加えていけるのですが、
基本的な仕組みは 上記の簡単な考え方でいいです(*’ω’*)
市内の配水池や加圧所と呼ばれる施設には、水源から、各所へ
配水する為の制御装置が組んであり、
その一つの部品に、電極棒と、水中電極があります(*’ω’*)
写真のように、たいてい、山の上らへんに施設が設置されています(*’ω’*)
中には、階段を何百段も登っていかないといけない箇所も
あり、、
なんか道具や材料一つ忘れた!ってなったら往復も大変なので
忘れ物は絶対しないように気をつけます(; ・`д・´)
施設内の構造は、コンクリート造の巨大な水のタンクの上に
マンホールがあって、そこから、電極棒や水中電極が浸かっている
わけです(*’ω’*)
それをもって、水量の調整を制御しているというわけですが、
ステンレス製の棒でも、やはり腐食してきます(; ・`д・´)
こちらは、マンホールではなくて、プルボックスを設置して
電極棒をタンク内にいれてます(*’ω’*)
そのプルボックスはSUS306のプルボックスなので、
タンク内の塩素などの気体の影響で、やがて錆びて腐食してきます(; ・`д・´)
電極棒の更新と一緒に、
プルボックスや制御線用のプリカチューブなども取替(*’ω’*)
こういった水を扱う施設では、
SUS306でも錆びるので、もう一つランクが上の
SUS316という純度の高いステンレス製品を使うのですが、
国交省仕様のプルボックスでも、ステンレスはSUS306
しかありません(*’ω’*)
こちらは電極棒を水中電極仕様に取替した工事ですが、
写真のように、水中電極は、
棒の部分が被覆で保護されているケーブルに、先っちょだけが
SUS316になってるので
電極棒よりも、錆びる部分が少ないというわけですね(*’ω’*)
こちらは、電極棒から電極棒に交換ですが、
左が、古い電極棒(; ・`д・´)
白く、緑青(ろくしょう)のような付着物で腐食しているのが
わかります(; ・`д・´)
この腐食物が棒と棒の隙間を埋めて、接触してしまうと、
誤作動の原因になるというわけです(; ・`д・´)
こちらは、水中電極から水中電極へ交換ですが、
左の古い水中電極は、もともとおなじ黒い製品でしたが、
ケーブルも色が溶けて白くなってるのがわかります(; ・`д・´)
これが何年も放置すると、電線の被覆もとけて心線がむき出しに
なると考えられます(; ・`д・´)
こういった、施設の工事をしてると、思うこと、、
いくら塩素消毒しているといえども、
この施設のタンク内の水をのぞいたことありますが、
けして綺麗な水ばかりではなく、ゴミや藻などもあったりします
(; ・`д・´)
これが各家庭に流れているのか、、、と
ちょっと考えさせられます(; ・`д・´)
なので、台所の蛇口に
たとえ浄水器を蛇口に取り付けたとしても、
それを飲もうとは思いません(; ・`д・´)w
こういった上水道施設(水道の蛇口からでてくる水)の工事に
携わっていると、水道水はそんなにきれいでは無いというのが
目で見ている為、
噴水の水とかで水浴びしている子供さんとか、
ぞっとしてしまいます((+_+))
あんな循環された水、、汚いのになあ、、などと
ひいてしまいます(; ・`д・´)
給水装置など、水道の資格をもっている方なら知ってるので
すが、
水道水として認可されるには、
水道水質基準51項目、水質管理目標設定項目27項目、
要検討項目46項目 それぞれ〇〇が何㎜ℓ以下であるみたいな
細かいリストをすべてクリアしないといけません(; ・`д・´)
ですが、それをクリアしたからと言って
【飲料用の水】というわけではないので、
それが口に入ったり、肌に触れると、かぶれたり
おなかが痛くなったり様々なトラブルがおこる可能性がある(; ・`д・´)
なので、安易に、【ただの水だから、、】
なんて水浴びとかしないほうがいいです(; ・`д・´)
、、とかいいながら、私は昭和人なので
昔は施設プールなんかより、そのへんの川や渓谷に
泳ぎに行ったりしてましたけど(; ・`д・´)