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天井埋込照明に水が溜まる!

はい、みなさまこんにちは( ゚Д゚)!

先日、照明器具に水が溜まっている、、との連絡を受け

そんな馬鹿な、、と思いながら現場に伺いました(; ・`д・´)

 

某施設内の、4畳半ほどの一室に2台天井照明、

そして、真ん中には天井カセット型のエアコン室内機があり、

スピーカー、換気扇なども天井面には取付てあったが、

どうして、そのうちの照明器具のライトバーの中にだけ

水が溜まったのでしょうか、、(; ・`д・´)?

 

養生と、ライトバー本体を外してみる(‘ω’)

ライトバーを外す際、本体には茶色く濁った水が溜まっていて

バケツ一杯分くらいの水であった(; ・`д・´)

 

こんな狭い空間の中で、照明器具だけピンポイントに

浸水するなんておかしい(; ・`д・´)

 

横にエアコン室内機がある為、

ドレン配管がこの照明器具の上を通過していて、

そこから漏水しているのか?

 

憶測をもとに、天井にのぼってみる(‘ω’)

 

左に室内機があり、そのすぐ右に照明器具がわるのが

わかると思いますが、

ペアコイルは照明器具上を通過しているが、

 

ドレンの配管は、すぐ上に立ち上がって、反対方向に延びている

 

、、ということは、ドレンからの水がこぼれて、、

 

とはかんがえにくい(; ・`д・´)

 

ペアコイルの白い断熱材に亀裂があり、結露した水分がしたたり

落ちるには、量が多すぎる(; ・`д・´)

 

ここ1週間の間で急にライトバーに溜まったのだと施設のかたは

説明するわけです(; ・`д・´)

ドレン配管の掃除口があるので、断熱材をめくってみる(‘ω’)

これも、まあ、照明器具からは、4,50センチ離れて

いる為、

 

もしここから水が溢れたとすると、室内機の横の天井材なども

濡れていてもおかしくない(; ・`д・´)

 

 

掃除口の蓋の廻りには、水が流れた水垢もなく、

あたり一帯は、水にぬれた痕跡がまったくない(; ・`д・´)

 

照明器具の丁度真上で、スラブが垂直に立ち上がっており、

 

その上は、斜め天井の鉄骨の屋根下地がみえている(; ・`д・´

 

2年前に屋上階の床面は、防水の処理をやり直したという(; ・`д・´)

石綿を拭いて、発泡ウレタンもその上からづきつけてあり、

断熱も防水性も申し分ないようにみえる(; ・`д・´)

 

ここのうちどこからかの隙間を通って雨水が侵入したとしても、

水垢が全くない(; ・`д・´)

 

ということは、この屋上の屋根や、パラペットなどからの

浸水ではなさそうである(; ・`д・´)

となりの部屋の梁にも水垢はなく、水がしたたり落ちた

跡がないのが不思議である(; ・`д・´)

 

照明器具から1m程離れている、点検口で、よく観察していると

天井ボードに茶色いシミを発見(*’ω’*)!!

 

この真上をみてみると、

寸切りボルト付近から、茶色い水垢があった(; ・`д・´)

 

、、ということは、 後うちアンカーや

新築時に仕込んでいる、インサートか、どちらかの

穴から、この水は落ちてきていると推測できる(; ・`д・´)

 

インサート付近にもともと少し隙間があったのか、

あとうちアンカー打設で、スラブ内に日々が入って、

それが、スラブ上部まで達して、水の筋道みたいなのが

できているのか、、

なにせ、RC造りなのでそれは考えにくいが、

そういった可能性しか考えられない(; ・`д・´)

 

ということは、つまり、

この照明器具を吊っている、寸切りボルト2本が、

ハンガーレールで一回受けて、その上にスラブにアンカーか

インサートによりねじ込んで固定しているが、

 

このアンカーから水がしたたり落ちて、

ハンガーレール、寸切りボルト、と水が流れてきて

器具を留めている、ナットからてくてくと、ライトバーに

浸水していったのではなかろうか(; ・`д・´)

寸切りが入っている穴の他にも、器具には何か所も穴が

空いているにもかかわらず、水垢は全然ない(; ・`д・´)

 

唯一、茶色くサビているのは、

器具を吊り固定している、ナットだけなのだ(; ・`д・´)

 

器具内の電源部の端子台も水に浸かることなく、

漏電はしていなかったので、

 

運よく、ナットからライトバー内部に、てくてくと

流れて、うまいこと注がれていったのではなかろうか(; ・`д・´)

 

電源の電線は取り外して、テーピングして、

とりあえず、もう一回雨がふらないと、原因はわかりませんので

養生をほどこして、様子を見てもらうことに(; ・`д・´)

 

建築系の方に、見てもらって診断してもらったりして、

漏水をとめないことには、照明器具はもとにもどせないので、

しばらくこのままにする旨を伝えて、作業終了です(; ・`д・´)

 

原因がわからないときは、修理のしようがないため、

我々でも頭をひねることもあります(; ・`д・´)