はい、みなさまこんにちは( ゚Д゚)!
少し前に、接地抵抗値の数字が落ちているということで
現地調査した某施設の件ですが、
接地抵抗値改修、現地調査!
材料がやっと揃ったので、工事に入ることに(*’ω’*)
現場は2か所あり、まず一か所目の様子をお伝えします(*’ω’*)
サムネ画像にあるように、接地工事は、地中に接地棒や接地板を
埋設するので、
どちらかいうと土木工事に近いような気がします(; ・`д・´)
スコップで掘って、、てしてると日が暮れてしまうので
ある程度の道具と重機がないと作業できません(; ・`д・´)
まず一か所目の現場の掘削場所ですが、
ご覧のように、左手前にハンドホールがあり、
そのハンドホールから地下室のポンプ室のプルボックスを
経由して、制御盤へと配管がつながっております(*’ω’*)
こちらが地下室の制御室です(*’ω’*)
奥の壁に配管が数本立ち上がっていて、上部にプルボックスが
あります(*’ω’*)
ダクトにハシゴをかけて、プルボックスを開きます(*’ω’*)
壁面の向こう側がハンドホールへと繋がっています(*’ω’*)
作業前の写真を撮って、蓋をあけたついでに
スチールを入れて、アース線を入れる準備をしてしまいます(*’ω’*)
こちらの制御盤のアース端子台まで、今回接地線をもってきます
ので、盤したまで繋がっている配管にスチールを通します(*’ω’*)
ベイクもめくって、スチールをいれていきます(*’ω’*)
これでハンドホールにスチールが出ているはずですね(*’ω’*)
こちらが外のハンドホールです(*’ω’*)
浅くて助かります(; ・`д・´)
ハンドホールから 溝彫りをしていき、接地棒を打っていく
準備をします(*’ω’*)
雑草は生えていますが、上層は砕石の層なので、土の層と
混ざらないように 分けて掘削していきます(*’ω’*)
溝彫りを進めてる間に、地下室への入線を2人でやってしまい
ます(*’ω’*)
地下室へのアース線は、C種の10Ω以下で14sqをもって
いきます(*’ω’*)
配管に余裕があるので、共入れさせてもらいます(; ・`д・´)
盤までひっぱりこんで、入線は完了(*’ω’*)
ベイクを締めて、アース線を端子あげして、
盤側は、接続だけ待っておきます(‘ω’)
機器が動いているので、うかつに、他の接地端子を外したり
することは大変危険だからです(; ・`д・´)
掘削はだいぶ進んでいます(*’ω’*)
図面には載っていない配管や、電線もでてくるもんです(; ・`д・´)
掘削アルアルではありますが、、、(; ・`д・´)
VP50、、図面に載っていないけど、雨水でしょうか、、。
黒い、CVケーブルが、、生で埋まっています、、、。
仮設で、今は死んでいる線なのか、。。?(; ・`д・´)
とにかく300㎜以上の掘削は常に気を配って慎重に
掘り進めていく必要があります(*’ω’*)
さて、ある程度管路が掘削できたので、一本アース棒を
打ってみます(*’ω’*)
5.43Ω、、、、Σ( ゚Д゚)!?
一本 打っただけで、10Ω以下になるなんて、、Σ( ゚Д゚)
あまり経験上こんな容易く10Ω以下になったことはないので
すが、ここの土質がいいのかもしれませんね(; ・`д・´)
前日が雨だったので、土に水分がまだ溜まってるだけかもしれ
ませんので、晴れた日が続いて、
値が上がってしまうことも考慮にいれて、一応もう少し
接地棒を打設して、値を下げておこうと思います(; ・`д・´)
ハンドホールに貫通穴を開けます(*’ω’*)
貫通の保護にVE管をつっこんで、
アース線を地中へ出します(*’ω’*)
地中側は、鬼撚(おにより)線40sqを伸ばします(*’ω’*)
一般の方はあまり見慣れない電線だと思いますが、
まあいえば、ピカ銅 みたいなもんで、
外装被覆が無く、土に銅線がよりよく当たって、
接地面積を拡大してくれる効果があります(‘ω’)ノ
銅の部分が、土に沢山つかえていればいるほど、
接地抵抗値が下がって、、
雷などの大電流が流れたときに、接地棒を通じて、
土に逃がしやすくなるわけです(; ・`д・´)
接地棒と鬼撚線は、Pスリーブで確実に圧着接続します(‘ω’)ノ
今回の工事で、Pスリーブの100や150は30個くらい
使いました(; ・`д・´)
このように、どんどん溝彫りを進めていき、
接地抵抗値の数字が下がらない場合は、
これがどんどん掘削が伸びていくわけです(; ・`д・´)
同じ箇所にいくら接地棒を打っても、そんなに数字は
かわりません(; ・`д・´)
場所を変えて、すこし違った土質になることで、
粘土質なんかがでてきたら、値は下がりやすいので
接地工事では、広い範囲の溝彫りを視野に入れて
埋設物の確認を事前にしておくことが大切です(‘ω’)ノ
ハンドホールの貫通部の処理をしておきます(‘ω’)
ハンドホール内に、水が入らないように
貫通部はモルタルで埋めて、
配管の口もパテでしっかり留めておきます(‘ω’)
念のため、接地抵抗値低減剤も使用し、
打設箇所にまきます(‘ω’)ノ
このように、水と混ぜて粘々にした低減剤というものを
棒や接続箇所に落とし込んでコーティングしてあげることで、
少し、接地抵抗値がさがります(‘ω’)ノ
数本、接地棒を打設したところに落とし込んでおきます(‘ω’)
さて、これくらいこれでもかとやりつくして、
接地抵抗値はどれくらいさがったのか、、、(‘ω’)ノ
2,23Ω、、Σ( ゚Д゚)!?
これは神の領域です(; ・`д・´)
なかなか 5Ω 以下には落ちませんが、
2Ω台までさがるとは、、、
あと、土を埋め戻して、鬼より線に土がかぶさることで
もうすこし値は下がるはずですので、
次回、埋め戻したあとの数字が楽しみです(‘ω’)ノ
接地抵抗値改修工事②!